ママミィ(Web農日記)
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ハンの木

梨畑の傍に雑木林があります。かつては家族総出で耕した田畑だったそうですが、おばあさん一人の暮らしになり、人の手が入らなくなり数十年。鳥が種を運び、うっそうとした林になっていました。

ここで宅地化が進み、木が切り倒されてきています。数本残された木の中で、見つけたハンの木です。大きくなるのが早く、焚きつけにもって来いということで、好んで植えられたというハンの木。

不思議なことに、枝の出ているのは片側だけ。枝を伸ばしているのは南側です。枝おろしをした後はありません。南へ南へ、おひさまの差す方へと、木はよくわかるものです。

  ハンの木


数年前に脳梗塞で倒れたY子さん。ご主人の運転される真っ赤な車で、立ち寄って下さいました。
「Y子は入院治療しましたが治療は終わりました。残念なことに障害は残ってしまいましたが」と、ご主人はおっしゃいます。

そのY子さん。この6月から手話を習うことになっているそうです。自分から市役所の福祉課で「手話を習いたい」と頼んだそうでした。

「Y子は生きることに貪欲で、本人にしてみれば障害は大変つらいことですが、彼女が病気にならなかったら、自分は気付かなかったことだらけだったと思います。この頃は料理もY子が作ってくれるようになりました。味付けはやっぱり、おいしいですよ」とご主人。ご主人と話している間も、電話口の向こうで食器を片付けている音がしていました。

私も、手話で話してくれるY子さんと話せるように手話を勉強したい!と思います。(でも仕事にかまけ現実は・・・思いだけで。でもいつかきっと、私もY子さんのように・・・)

   切り株から出た新芽